「おくりびと®」といえば、アカデミー賞を受賞した映画『おくりびと®』のイメージが強いかもしれません。映画の中で描かれた「納棺師」(納棺士)は、まぎれもなく死への旅立ちをお手伝いする「おくりびと®」です。しかしながら、「納棺」という行為自体は、「死」(エンディング)に関する断片的な一部に過ぎません。人が、この世に生を受け、天寿をまっとうするまでの間、避けては通れない「死」と真摯に向き合う機会がどれだけあるでしょうか。
日常生活においては極力避けておきたい「死」ですが、真実としては、誰もが避けては通れない、人生一度きりの幕引きです。それが「悲しみの場」であることは間違いありません。ただ、「死」への関わり方にはもっと自由なアプローチがあってもよいのではないかと考えます。命の終焉に寄り添う人々、それが『おくりびと®アカデミー』の考える、「おくりびと®」です。