「おくりびと」の仕事とは?

こんにちは!
次世代死生観研究所研究員の、たくやと申します。

今回は映画「おくりびと」で有名になった納棺師という職業について解説します。

 

おくりびと──納棺師という仕事

おくりびととは

「おくりびと」という言葉は、映画の影響で広く知られるようになりました。

その意味は納棺師と呼ばれる専門職です。

納棺師は、亡くなった方の体を清め、着替えさせ、化粧を施し、棺に納める役割を担います。

最後のお別れの場で、故人を安らかな姿に整えることは、残された家族にとって大きな支えとなります。

 

納棺師の仕事内容

納棺師の仕事は単なる「準備」ではありません。大きく分けると次のような流れになります。

湯灌(ゆかん)や清拭

故人の身体を清める儀式。水やお湯で洗い、体を整えることで、旅立ちにふさわしい姿にします。

死化粧・着付け

生前好んでいた服や仏衣に着替えさせ、顔には自然な表情が浮かぶように化粧を施します。遺族が最後に目にする姿が安らかであることが重視されます。

納棺の儀

故人を棺に納める儀式。遺族も手を添え、花や思い出の品を入れる場面が多くあります。納棺師は進行役として、静かに遺族を導きます。

これらの所作には一貫して「敬意」と「祈り」が込められています。丁寧に、静かに進めるその姿勢自体が、遺族に安心感を与えるのです。

 

納棺師になるには

納棺師は国家資格を必要とする職業ではありません。主に葬儀社や専門会社に就職し、現場で経験を積むことから始まります。

  • 葬儀社に入社し、納棺師としての研修を受ける
  • 納棺専門の会社(エンバーミング会社など)に所属する
  • 納棺師養成のスクールや講習を受ける

といった道があります。

私たちは「おくりびとアカデミー」という国内唯一の納棺師育成学校です。

現在オープンキャンパスを開催しておりますので、ご興味がある方はぜひご参加ください。

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実際の仕事は肉体的・精神的に負担も大きいですが、その分「人の人生の最後を支える」という大きな使命感を伴う仕事です。

 

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