納棺師とは?納棺師育成学校おくりびとアカデミーが解説

こんにちは。
次世代死生観研究所(仮)の、たくやと申します。
本日は、納棺師という職業について、解説していきます。

納棺師とは?

納棺師(のうかんし)とは、亡くなられた方を棺に納める前に、身なりを整え、旅立ちの支度をする専門職です。
遺体を清め、衣服を整え、髪や顔を美しく仕上げることで、ご遺族が安心して故人とお別れできるように支えます。
近年では映画の影響もあり、「おくりびと」と呼ばれることもあり、日本独自の葬送文化に深く関わる仕事です。

納棺師の仕事内容は?

納棺師の主な仕事は、遺体を清める「湯灌(ゆかん)」や「納棺の儀」と呼ばれる儀礼を行うことです。
衣服のお着せ替え、死化粧、髪を整えるなど、亡くなった方が安らかな表情で旅立てるように準備します。

ご遺族が立ち会う中で進められることも多く、遺族の心の整理を助ける役割も大きいのが特徴です。
技術的な面に加えて、丁寧な所作や心配りが欠かせません。

「納棺の儀」を通して、ご遺族が故人様としっかりと向き合うことができる時間を作り出します。

納棺師になるためには?

納棺師になるために必須の国家資格はありません。
ただし、多くは葬儀会社や専門の納棺サービス会社に就職し、現場で経験を積んでいきます。
葬祭ディレクター技能審査やエンバーミングの資格を取得する人もいますが、何より求められるのは「遺族に寄り添う姿勢」と「繊細な気遣い」です。
人の死に直面する仕事であるため、精神的な強さと同時に温かな心を持つことが大切です。

私たちおくりびとアカデミーは、日本で唯一の納棺師育成学校です。
参加費無料のオープンキャンパスも開催していますので、詳細を知りたい方はぜひご参加をご検討ください。
おくりびとアカデミーについて

納棺師が出てくるメディアは?

納棺師という職業が広く知られるようになった大きなきっかけは、2008年に公開された映画『おくりびと』です。
納棺師を題材にしたこの映画は、日本アカデミー賞のみならず、米アカデミー賞外国語映画賞も受賞し、世界的に注目を集めました。
近年では、2026年公開予定の「ほどなく、お別れです」という映画があります。
予告編では、劇中で葬祭プランナーを演じるSnow Manの目黒蓮さんが「納棺の儀」を執り行う映像が公開されました。
また、小説現代長編新人賞を受賞した『アフターブルー』という小説も、納棺師を描いた作品です。

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